メルカリに出品したバッグやカバンを、どのように梱包すれば良いのか分からないと悩んでいる人は多いです。バッグを安全に届けるためには、適切な梱包が欠かせません。この記事では、メルカリに出品した、バッグやカバンを梱包するための具体的な方法と注意点を解説します。
バッグを正しく梱包すれば、買い手の満足度が高まり、トラブルも避けられます。この記事を読んで、梱包の準備から配送方法までの全体像を理解しましょう。
メルカリの評価体系を理解する
以下の写真はメルカリのブランドバッグの取引で「残念だった」の評価が付いてしまった時の事例です。
ブランドバッグ自体はなんの問題もありませんでしたが、一緒に撮影していた袋にひび割れがあったため「残念だった」の評価となりました。
メルカリの評価は直近の100件の評価が採用され表示されます。この1件を消して全てを「良かった」にするには、少なくとも今後100回取引を繰り返し、その全てで「良かった」を付けてもらう必要があります。1回の気の緩みが与える影響範囲を考慮し、梱包にも細心の注意を払いましょう。
バッグやカバンを梱包する準備
バッグやカバンの梱包準備を丁寧に行うと、梱包から発送までがスムーズになります。準備するポイントは以下のとおりです。
- バッグの状態を確認する
- 必要な梱包材を用意する
バッグやカバンの状態を確認する
バッグをメルカリに出品するときは、トラブルを防ぐために、状態をしっかり確認することが大切です。以下に確認するべき項目を挙げます。汚れや傷があれば拡大写真を撮り掲載します。
確認項目 | 詳細 | 確認方法 | 掲載する写真 |
汚れや傷の有無 | バッグの表面や内側のシミ、汚れ、擦り傷、引っかき傷など | 明るい場所でバッグ全体を確認 | 汚れやシミの拡大写真 |
バッグ内のゴミ | バッグの中のゴミやホコリ、古いレシートなど | バッグの中を裏返すか、底部分を確認 | バッグ内側の全体像や拡大写真 |
ファスナーやボタン | ファスナーのスムーズな開閉 ボタンの留まり具合など | ファスナーを何度か開閉して問題がないか、ボタンを留めたり外したりして確認 | ファスナーの開閉の様子 ボタンの拡大写真 |
バッグの持ち手やストラップ | 持ち手やストラップの取り付け糸のほつれや劣化など | 持ち手やストラップを引っ張って、しっかり固定されているか確認 | 持ち手やストラップの全体像や拡大写真 |
金具や装飾品 | 金具や装飾品の錆びや欠け、破損など | 金具や装飾品を手袋をはめた手で触れて、光の下で状態を確認 | 金具や装飾品の全体像や拡大写真 |
以上の項目を確認すれば、商品の状態を正確に把握できて、購入者へ正しい情報を伝えることが可能です。購入者に信頼してもらいやすくなり、安心して取引を進められます。
必要な梱包材を用意する
メルカリで売れたバッグを安全に送るためには、適切な梱包材を用意してください。荷物が配送中に壊れないようにするためにも梱包は重要です。以下の梱包材を用意しましょう。
- ダンボール
- プチプチ(緩衝材)
- クッションシート
- 防水用のビニール袋
- ガムテープ
- マスキングテープ
- 発送用ラベル
- シリカゲル(乾燥剤)
ダンボールはバッグのサイズに合ったものを選び、プチプチでバッグ全体を覆います。クッションシートでバッグが動かないように固定しましょう。防水用のビニール袋を使えば、水ぬれ対策も万全です。
段ボールの調達は、ダンボールワンが便利です。ブランドバッグは高単価での取引になることが多いです。梱包の段ボールもひと手間、加える意味があります。自宅に配送で使われた段ボールの使い回しではなく、ダンボールワンで新しい段ボールを調達しましょう。
(画像:公式ページより引用)
ガムテープでダンボールをしっかりと封をして、マスキングテープでバッグの金具部分を固定します。発送用ラベルには送り先と送り主の情報を記載し、湿気対策としてシリカゲルも忘れずに入れましょう。梱包材をそろえてしっかりと梱包すれば、バッグを安全に配送できます。
メルカリで売れたバッグやカバンを梱包する方法
適切な梱包方法を知ることで、購入者に満足してもらいつつ、トラブルも未然に防げます。
公式サイトの動画で全体の流れを抑える
メルカリの公式サイトにもバッグの梱包方法を説明してくれています。「つつむ」→入れる→閉じる という3ステップが確認できます。
一方で、やや説明が不足している印象ですので、バッグ販売員である私がお店で配送を承った時に行っている方法を含めて補足します。商品が安全に届くように以下の工夫をしましょう。
- バッグの型崩れを防ぐ
- バッグの持ち手を固定する
- 金具やパーツを保護する
- バッグを緩衝材で包む
- 防水対策する
- ダンボールや紙袋に入れる
バッグの型崩れを防ぐ
バッグの型崩れを防ぐためには、バッグの内部に紙や布を詰めると効果的です。バッグが自然に自立し、型崩れを防げます。不要な新聞紙や古い布をバッグの中に詰めましょう。エアクッションや梱包紙でバッグをしっかり包むと、外部からの衝撃を緩和できます。バッグの角や縁に補強材を使えば、さらに衝撃吸収力を強化できます。
バッグを専用の収納袋やカバーに入れることもおすすめです。汚れやダメージから守れます。型崩れ防止のために、バッグの外側に緩衝材を追加しましょう。適切なサイズのダンボールにバッグを入れることで、輸送中の揺れや衝撃を最小限に抑えられます。
以上のポイントを押さえれば、バッグの型崩れを防いで、購入者に良い状態で届けられます。
バッグの持ち手を固定する
バッグの持ち手を固定して配送中の損傷を防ぎましょう。持ち手部分は外に出ないように内側に折り込んでください。強力なテープや紐で持ち手をしっかりと固定して、動かないようにします。
緩衝材で持ち手を保護することも重要です。プチプチを持ち手に巻き付けることで、変形したり破損したりするリスクを減らせます。バッグ全体を梱包材で包むときも、持ち手部分をしっかりと固定してください。
金具やパーツを保護する
金具やパーツの保護は、商品を安全に届けるために重要です。金具やパーツが露出していると他の部位とぶつかり、傷や破損の原因になります。商品価値が下がる可能性があるので注意が必要です。
緩衝材で金具やパーツを包み、テープでしっかり固定しましょう。金具同士がぶつからないように間に緩衝材を挟むことも重要です。デリケートなパーツは厚めの保護材を使用し、金具やパーツが外に出ないように全体を包みましょう。取り外し可能なパーツには、別で梱包することをおすすめします。
丁寧に保護すれば商品の傷や破損を防げるため、高評価につながりやすくなります。
バッグを緩衝材で包む
バッグ全体を緩衝材で包むことは、配送中の擦れや衝撃から損傷を防ぐために重要です。バッグの角や縁は傷ついたり変形したりしやすいので、念入りに保護しましょう。バッグを緩衝材で数回巻き付け、十分な厚みを持たせます。緩衝材でしっかりとバッグを覆うことがポイントです。
巻き付けた緩衝材は動かないようにテープで固定します。配送中の緩衝材のずれを防いで、バッグを守ります。
防水対策する
防水対策は、配送中のバッグを雨や湿気から守るために重要です。ビニール袋や防水性のある梱包材を使用して水ぬれを防ぎます。バッグ全体をビニール袋に入れ、しっかり密封してください。防水性の高いテープで封をし、雨水が染み込まないように封入口を二重にすると安心です。
ダンボールや紙袋の内部にもビニール袋を敷くことで、防水対策を強化します。複数層で防水対策を施せば、配送中の水濡れからバッグを守ります。
ダンボールや紙袋に入れる
バッグをダンボールや紙袋に入れるときは、配送中の破損を防ぐためにしっかり梱包しましょう。バッグが収まるサイズのダンボールや紙袋を選びます。緩衝材を底に敷いてバッグを中央に置きます。周りにも緩衝材を詰めることで、バッグをしっかりと固定することが可能です。
紙袋の場合は、バッグの輪郭に沿って強力なガムテープで固定し、ダンボールや紙袋の口をしっかりとテープで封をします。配送ラベルを貼る前に、梱包に不備がないか必ず確認しましょう。
バッグやカバンを梱包するときの注意点
バッグを梱包するときの注意点は以下のとおりです。
- バッグを折りたたまないようにする
- 上積み禁止の注意書きをする
- コンビニやスーパーのビニール袋は使わないようにする
バッグを折りたたまないようにする
商品の品質を保つために、バッグを折りたたんではいけません。レザーやデリケートな素材で作られたバッグはシワや変形が発生しやすく、見た目が悪くなります。バッグを折りたたむと素材が傷みやすくなり、寿命も短くなるので注意しましょう。
高価なブランドバッグや限定品は、折りたたむことで大きく価値が下がります。購入者が不良品と見なす可能性もあります。大型のバッグや特定の形状のバッグは、折りたたむとダンボールに入れにくいです。無理に入れるとバッグが破損するリスクも上がります。
バッグを出品するときは折りたたまず、購入者に満足してもらえるように丁寧な梱包を心がけましょう。
上積み禁止の注意書きをする
上積み禁止の注意書きをすると、大切なバッグが輸送中に損傷を受けるリスクを減らせます。ポイントは以下のとおりです。
- 「上積み禁止」や「取扱注意」のシールを貼る
- 明確に見える位置に注意書きを記載する
- 輸送中の取り扱いに配慮を促す文言を追加する
- 注意書きを日本語と英語の両方で書く
- 配送業者に口頭で伝える
以上を対策をすることで、配送中のトラブルを避けられます。
コンビニやスーパーのビニール袋は使わないようにする
コンビニやスーパーのビニール袋は、強度や防水性が不十分で破損のリスクが高いため、使用は避けましょう。見た目も悪く、購入者に悪い印象を与える可能性があります。安心して取引を進めるためには、専用の梱包資材の使用をおすすめします。バッグを安全に購入者に届けられて、信頼を得ることが可能です。
メルカリで売れたバッグの適した配送方法
メルカリでバッグが売れた際の、適した配送方法を紹介します。バッグの種類や価値、配送条件に合わせて選びましょう。配送中のトラブルを避けて、購入者に安心してバッグを受け取ってもらうために、配送方法の選択は重要です。
- 薄いバッグの場合
- 重いバッグやブランドバッグの場合
- 追跡や補償が不要な場合
薄いバッグの場合
薄いバッグを発送する場合は、定形外郵便やクリックポストなどの薄型発送サービスの利用がおすすめです。コストを抑えつつ安全に配送できます。バッグの厚みが3cm以内であることを確認してください。透明なビニール袋で防水対策をして、配送中の雨や湿気からバッグを守りましょう。
バッグはクッション封筒やプチプチで包んでください。配送中の衝撃からバッグを守れます。袋や封筒には「破損注意」といった注意書きを記載しておくと、配送業者は慎重に取り扱ってくれます。
ポスト投函ができる場合は、手間を省くことが可能です。追跡サービスがある発送方法を選ぶと、商品の到着状況を確認できて安心です。ポスト投函が難しい場合は、コンビニや郵便局から発送してください。
重いバッグやブランドバッグの場合
重いバッグやブランドバッグを配送する場合は、宅急便やゆうパックの利用がおすすめです。重量やサイズに応じて料金設定されており、補償も充実しています。ブランドバッグは高価なため、補償付きの配送方法を選ぶことで、万が一の破損や紛失時のトラブルに備えられます。
重いバッグやブランドバッグを配送するときは梱包も重要です。頑丈なダンボールを使用しましょう。重さに耐えられないダンボールの場合、配送中に破損する可能性があるからです。厚手や二重構造のダンボールの利用をおすすめします。
追跡や補償が不要な場合
追跡や補償が不要な場合は、手軽な配送方法の利用が適しています。以下の配送方法を利用してコストを抑えつつ、スムーズに取引しましょう。
- 普通郵便(定形外郵便)
- ゆうメール
- メルカリ便の匿名配送
- クリックポスト
- ゆうパケット
普通郵便は追跡番号や補償がない分、費用が安いため、低価格の商品や紛失のリスクが少ない場合に適しています。クリックポストやゆうパケットは、小さなバッグや薄いバッグを配送したい場合に便利です。高価な商品やブランドバッグを配送したい場合は、追跡や補償がある配送方法を選びましょう。
バッグやカバンの梱包でよくある質問
メルカリで売れたバッグを梱包するときによくある質問に対して、詳しく回答します。
梱包が甘くならないようにするには?
梱包が甘いと輸送中にバッグが傷つく可能性があります。しっかりと梱包するには、以下の方法を試してください。
対策 | 具体的な方法 |
緩衝材をたっぷり使い隙間を作らない | バッグやカバン全体を包み込むように隙間なく緩衝材を詰める |
持ち手やストラップを固定する | 持ち手やストラップが箱の中で動かないように、テープや緩衝材で固定する |
金具やパーツを個別に保護する | 金具やパーツが他の部分に当たって傷つかないように、緩衝材に包んで固定する |
サイズに合ったダンボールを選定する | バッグやカバンの重量や形状に合った厚さとサイズを選ぶ 段ボールの強度を確認し破れやすいものは避ける |
以上のポイントを押さえることで、バッグをしっかり梱包できて、安心して商品を届けられます。
高価なブランドバッグを送る際の注意点は?
商品の価値が高いブランドバッグは、配送中に損傷や紛失をすると、大きな損失につながります。高価なブランドバッグを送るときは、慎重に梱包しましょう。ギャランティーカードや証明書も必ず同封してください。ブランドバッグが本物であることを証明できて、購入者に安心感を与えられます。
保険付きの配送方法の利用がおすすめです。万が一トラブルが発生した場合でも、補償を受けられるからです。バッグは丁寧にクリーニングしてから梱包して、購入者が受け取ったときに気持ちが良い状態にしましょう。トラブル防止のために、発送前にバッグの状態を撮っておくことも大切です。
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まとめ
メルカリでバッグが売れて購入者に届ける際は、梱包が重要です。適切な梱包でバッグを良好な状態に保ち、購入者に満足してもらえるからです。バッグの型崩れを防ぐために、持ち手や金具をしっかりと固定し、緩衝材を使って保護しましょう。
配送中の水ぬれからバッグを守るため、防水対策も大切です。ただし、コンビニやスーパーのビニール袋の使用は避けましょう。上積み禁止の注意書きをすれば、配送中も大切に扱ってもらえます。
配送方法はバッグの種類や価値、配送条件に合わせて選択してください。当記事で紹介したポイントを押さえることで、購入者へ良い印象を与えて、メルカリ内の評価も高くなります。信頼関係を築けるように丁寧に梱包しましょう。
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