【目撃情報あり】怪しい訪問買取で貴金属を狙う詐欺!悪質業者の手口と安全な取引方法

【目撃情報あり】怪しい訪問買取で貴金属を狙う詐欺!悪質業者の手口と安全な取引方法

訪問買取は利用しても大丈夫なのか、気になる人は多いです。訪問買取は便利なサービスですが、怪しい業者に騙されるリスクもあります。高圧的な態度で迫る業者や、必要な書面を交付しない業者には注意が必要です。

この記事では、訪問買取の基本情報から怪しい業者の手口、安全に利用するための対処方法を詳しく解説します。記事を読むと、訪問買取の際に安心して対応できます。しっかりと対策をして、訪問買取を安全に利用しましょう。

訪問買取の基本情報

訪問買取は、自宅で不要な物品を売却できる便利なサービスです。業者が自宅に来て商品を査定し、すぐに現金化にしてくれるからです。

訪問買取の基本情報について、以下の2点を解説します。

  • 訪問買取の仕組み
  • メリットとデメリット

訪問買取の基本情報を押さえて、安全な取引を実現しましょう。
» 出張買取の危険性とトラブル事例、安全に利用するポイントを解説!

訪問買取の仕組み

訪問買取の仕組みは、以下のとおりです。

  1. 電話やインターネットで申し込みを行う
  2. 訪問の日程を決める
  3. 業者が自宅を訪問し査定を行う
  4. 査定額が提示され、納得すれば契約を結ぶ
  5. 契約後、その場で現金または振り込みで支払いが行われる
  6. 買取品は業者が持ち帰る
  7. 契約書や領収書を受け取る

訪問買取は、手軽に利用できる反面、査定額や対応を不満に感じる可能性もあります。信頼できる業者を選択しましょう。

メリットとデメリット

訪問買取のメリットは、以下のとおりです。

  • 自宅で取引が完結する
  • 大きなものや重いものの運搬が不要になる
  • 現金をすぐに受け取れる
  • 交渉次第で高値がつくことがある

訪問買取のデメリットは、以下のとおりです。

  • 悪質な業者による詐欺のリスクがある
  • 査定額が低くなる可能性がある
  • 訪問時間の調整が必要になる
  • 即決を迫られる可能性がある
  • キャンセルが難しい場合がある

メリットとデメリットを踏まえ、訪問買取を利用する際は、慎重に業者を選びましょう。

怪しい訪問買取の手口

怪しい訪問買取の手口

怪しい訪問買取の手口には、いくつか共通する特徴があります。怪しい訪問買取の手口は、以下のとおりです。

  • 突然訪問してくる
  • 被災地支援や寄付等の親切心を利用する
  • ほかの品物の買取を勧めてくる
  • 大手業者を装う
  • 高圧的な態度で迫る
  • 書面の交付をしない

詐欺などの手口に気をつけ、トラブルを避けましょう。なお、国民生活センターに寄せられたトラブル事例を引用して説明していきます。

突然訪問してくる

沖縄県警察生活安全企画課

押し買いに注意!
本年6月下旬、県内の高齢者宅に「不要な服や貴金属はありますか」との電話。後日、業者が訪問し貴金属を強引に買い取りする事案あり。押し買いとは高価な品を安価で強引に買い取る取引形態で「書面不交付」「事実の告知」がなければ違法な取引に。一人で対応しない等注意しましょう

こちらの画像は、沖縄県警が注意喚起している画像です。こういったことが公然と行われているのが現状です。嫌な世の中になったものです。なお「押し買い」とは「押し売り」から派生した言葉で、一昔前にあった訪問セールスで売りつける行為ではなく、押しかけて買取を迫る行為のことです。

突然訪問してくる買取業者には、注意しましょう。買取業者が突然玄関ベルを鳴らし「近所で買取を行っている」と説明する場合があります。家に入ろうとする強引な行動や、断っても引き下がらない態度には警戒しましょう。

買取業者は、高価買取やリサイクル、エコを口実に訪問し、消費者を不安にさせ、急いで決断を促します。信頼できる業者は、訪問前にアポイントメントを取るなどの配慮をします。突然訪問にきた買取業者には、冷静に対応し、安易に家に入れてはいけません。訪問にきた理由や業者の正当性を確認しましょう。

なお、訪問買取業者が、突然訪問して買い取りを勧誘することは法律違反です。そもそも法律を守らない業者はその後の取引もいい加減な対応になることが予想されますので、冷静に対応しましょう。

勧誘の要請をしていない者に対する勧誘の禁止等

購入業者は、訪問購入をしようとするときは、その勧誘に先立つて、その相手方に対し、勧誘を受ける意思があることを確認することをしないで勧誘をしてはならない。

引用元:特商法第 58 条の 6 第 1 項 飛び込み勧誘の禁止

ここから先は、私が見た訪問買取業者さんの会話を転記します。今思うと、完全に怪しい業者でした。

実際に見た訪問買取の様子(2024年春先、都内の住宅街)
業者「(インターフォンの音)初めまして。わたくし、●●(会社名)から参りました●●と申します」

住人「は、はい。。。」

業者「アクセサリーやブランドバッグで不用品はあればと思い買い取りに来ました。玄関開けてもらえますか?」

住人「いや、それはちょっと・・・。」

業者「この辺りを回って買い取りしているんですよー。」

住人「すみません、そういう品物ありませんので・・・。」

業者「そうだ!我々、時計の買取も強いんですよ。ブランドの時計とか不要なモノ買い取りますよ!」

住人「・・・(沈黙)」

印象としては、お客さんの話を全く聞いておらず、自身の主張だけを一方的に伝える強引さがありました。

なお風体としては以下のように、ポロシャツにビジネスバッグをショルダーベルトで持って訪問している業者でした。

被災地支援や寄付等の親切心を利用する

2011年の東日本大震災や2024年の能登半島地震直後に、「被災地支援」を名目に怪しい訪問買取業者の動きが活発になったことがあります。「困っている人が居たら力になりたい」とか「断ったら冷たい人と思え割れるかもしれない」という、人の親切心につけ込んだ悪質な手口です。

「能登半島地震で衣類や食器が不足している。古いもので構わないので不要な衣類や食器があったら被災地支援のため譲ってもらえないか」と電話で勧誘があった。被災地への支援はしたいが、本当に役立つものなのか。家に訪問されることにも抵抗がある。どうしたらよいか。(80歳代 女性)

引用元:東京くらしWEB 被災地支援を口実にした悪質な勧誘にご注意ください!

「海外の被災地支援のため、市が不用品を集めています」 と電話があった。「市役所ですか」と確認したら、業者は「うちは民間会社で海外支援のNPOを通じて品物を送っている。」と言う。「食器や衣類など15点用意しておいてください」と言われ、訪問買取りの約束をした。

業者が訪問して、古着15点を1000円で買い取ったが、帰らずに「ほかにネックレスなど貴金属はありませんか」と言われたので、普段使っていないネックレス3本と指輪 1 個を見せた。売る気は無かったが、1万円で強引に買い取られてしまった。冷静になって考えると、相場より大幅に安価な気がして後悔している。

引用元:静岡県ホームページ 不用品の訪問買取りにご用心! トラブル急増中

ほかの品物の買取を勧めてくる

ほかの品物の買取をすすめてくる

高額な査定額をうたう悪徳業者は、大事な品物まで買取りをすすめてくる場合があります。最初は持ち込んだ品物の査定額を低く提示した後、高価な品物を持ち込むように促す手口です。売主は最初の品物の査定額に落胆し、提示された高額査定に釣られる可能性があります

本来売却する予定のなかった高価な品物まで、手放すリスクがあり注意が必要です。1度訪問されると、何度も電話やメールで勧誘を続ける悪質な業者もいます。断っても勧誘が続くため、最終的に根負けして、大事な品物まで手放すことになるケースも少なくありません。

皿だけのはずが、売るつもりのない貴金属まで強引に買い取られてしまった
突然自宅に電話がかかってきて「不用な皿やぬいぐるみはないか」と言う。「ぬいぐるみはないので訪問は不要」と断りの電話を入れたら、「皿1枚でもいいので」と言われ、しかたなく訪問を承諾し、不用な皿を数枚準備した。業者の訪問を受け、皿を全部で 100 円で買い取ってもらった。その後「ネックレスなどはないか。売らなくてもいい、鑑定してあげるから見せて」と言われ指輪等の貴金属を見せた。「これは汚れがあり小さいので高く売れない。当社なら高く買い取る」と言われ、売るとは言っていないのに、書面に金額を入れ、持ってきた袋に勝手に指輪などを入れた。「書面に名前を書くように」と言われ、よくわからないまま名前を書いた。
貴金属7点で約 5,000 円と格安で買い取られてしまった。売ったことを後悔し、業者にクーリング・オフしたいと電話したら「書類に署名をしているのでできない」と断られた。売ったもの全てを返してほしい。 (2023 年 7 月受付 70 歳代 女性)

引用元:独立行政法人国民生活センター「訪問購入のトラブルが増えています」(2023年9月27日)

断ってもしつこく居座られ、二束三文で貴金属を買い取られてしまった
自宅に電話があり、「寄付のために不用品を買い取っている」というので、靴や服を用意した。
翌日購入業者が来て、用意したものは全て引き取ってもらうことになった。しかしその後「貴金属はないか」と言われ、「ない」と何度も断ったが、査定だけでもさせて欲しいと言われ、何点か貴金属を見せた。すると全部で約1万円で買い取ると言うので断ったが、長時間居座られ、強引に契約書にアクセサリー一式と記入され、買い取られてしまった。その後しばらくして冷静になり1万円は安いと思うようになった。取り戻したい。(2023 年7月受付 60 歳代 女性)

引用元:独立行政法人国民生活センター「訪問購入のトラブルが増えています」(2023年9月27日)

大手業者を装う

悪質な訪問買取業者が、大手企業を装って騙してくるので注意が必要です。悪質な訪問買取業者は、消費者の警戒心を和らげることで、売る予定のない大事な品物まで高額な値段で買い取ります。

大手業者を装う具体的な方法は、以下のとおりです。

有名企業の名前やロゴを無断使用
ウェブサイトや名刺に有名企業の名前やロゴを無断で使用し、有名企業のように振る舞う
架空の会社情報を記載
存在しない本社所在地や連絡先を記載し、実在する企業であるかのように見せかける
大手企業のデザインを模倣
ウェブサイトやパンフレットのデザインを大手企業のものと類似させる
認知度の高いフリーダイヤルを使用
消費者が覚えやすく認知度の高いフリーダイヤルを使用し、安心感を与える
偽の従業員証や制服を着用
本物の大手企業の従業員証や制服を模倣した偽物を着用し、本物の従業員に見せる
大手企業の広告やCMを引用
大手企業の広告やCMを引用し、本物の企業であるかのように装う

上記の手口に騙されないためには、訪問買取業者の身元をしっかり確認することが重要です。怪しいと感じた場合は、買取を中止し、すぐに信頼できる第三者に相談しましょう。以下のトラブル事例は、会社名をハッキリ言ってこない事例です。

断ってもしつこく勧誘され、長く話し込んで個人情報を話してしまった
いきなり訪問してきた男性が「不用品を買い取る」と言ったが、買い取ってもらう物もなかったので断った。その男性に会社名を聞いてもハッキリとは答えなかった。一度断っても「テレフォンカードや貴金属はないか」としつこく、再度断ったが、その後玄関先で 1 時間ほど世間話をした。男性が帰った後、個人的な情報をいろいろと話してしまったことに気づいた。最近は物騒な事件も起きているので不安だ。 (2023 年 4 月受付 70 歳代 女性)

引用元:独立行政法人国民生活センター「訪問購入のトラブルが増えています」(2023年9月27日)

高圧的な態度で迫る

高圧的な態度で迫る

訪問買取業者の中には、高圧的な態度で迫ってくる業者もいます。脅迫的な発言で強引に話を進め、相手の意向を無視します。消費者は冷静な判断を失い、契約を無理やり結ばれるケースもあるので注意が必要です。

他の業者の見積もりを取るなどの準備をして、高圧的な態度に惑わされず、適切な判断をしましょう。高圧的な態度には冷静に対応し、自分の意志をしっかり持つことが大切です。

困っている人の役に立つと言われ訪問を承諾したが、とにかく家に上がろうとする
自宅の固定電話に電話があり、「何か不用な物はありませんか。お皿一枚でも買い取らせてもらって、困っている人の役に立てます」と言われた。お金はいらないので不用品を引き取ってもらえればと、来訪を承諾した。しかし家には入れたくないので、外で対応することを伝えたら、「外ではできない。一歩でもいいので玄関に入らせてください」と言われた。怪しいと思い知人に相談したら「センターに相談したら」と助言された。この業者は信用できるのか。(2023 年 4 月受付 70 歳代 女性)

引用元:独立行政法人国民生活センター「訪問購入のトラブルが増えています」(2023年9月27日)

書面の交付をしない

訪問買取業者の中には、書面の交付を避ける業者もいます。口頭だけで契約を進め、後で契約内容を確認できないようにするためです。書面がない場合、契約内容が不明確になり、消費者が不利な立場になります。買取価格や支払い条件が口頭で伝えられるだけだと「言った言わない」のトラブルにつながりかねません。

書類の交付を拒否することで、消費者に冷静に考える時間を与えず、その場で契約を結ばせます。口頭の説明だけに頼らず、契約内容は必ず書面で確認しましょう。また、以下の事例は書面交付は行われているものの、トラブルになった事例です。

クーリング・オフ後返品してもらったが、指輪が2つ足りない
実家の不用品処分のため、新聞の折り込み広告に出ていた購入業者に連絡し、来てもらった。
買い取りを依頼したい家具を見てもらうと、「他に時計や貴金属はないか」と言われ、購入業者
に手伝ってもらいながら探すと、指輪数点とブランドのバッグや財布が出てきた。購入業者が
記入した買取契約書の内容確認後に署名して、約2万円を受け取った。帰宅した家族に「物品
を取り返した方が良い」と言われたので、翌日購入業者に電話して物品を返してもらい、お金
を返した。物品はきれいな状態で戻って来たが、指輪2つがなかった。購入業者に連絡しても
「返品した」と言うだけで話が進まない。どうすれば良いか。(2023 年 6 月受付 60 歳代 女性)

引用元:独立行政法人国民生活センター「訪問購入のトラブルが増えています」(2023年9月27日)

怪しい訪問買取への対処方法

怪しい訪問買取への対処方法

怪しい訪問買取への対処方法は、以下のとおりです。

  • 事前に買取価格を調べる
  • 古物商許可証を確認する
  • 家族や友人と対応する
  • 玄関先で対応する
  • 品物を手渡さない

以上の対策を実施することで、怪しい訪問業者から身を守れます。

事前に買取価格を調べる

事前に買取価格を調べることは、訪問買取の際に重要です。理由は、適正な価格で取引を行うための基準が必要だからです。

事前に買取価格を調べる方法は、以下のとおりです。

  • オンラインの買取価格比較サイトを利用する
  • 買取業者の公式サイトで価格情報を確認する
  • オークションサイトやフリマアプリで相場を調べる
  • 同じブランドやモデルの過去の取引価格をチェックする
  • 専門店や中古市場の価格を参考にする

しっかりと事前に調査を行うと、不当な買取価格の提示を受けることを防ぎ、満足のいく取引ができます。

古物商許可証を確認する

古物商許可証を確認する

古物商許可証の確認は、訪問買取業者の信頼性を判断するために重要です。許可証は警察署から正式に発行され、業者が誠実に営業しているという証明になります。古物商許可証に業者の名前、許可番号、許可年月日が記載されているかを確認し、信頼できる業者なのか判断しましょう。

偽造されている可能性もあるため、公式サイトや警察署に確認すると確実です。許可証を提示しない業者や許可証を持っていない業者は、避けましょう。違法な営業を行っている可能性があります。許可証を確認することで、不正な業者との取引リスクを減らせます。

家族や友人と対応する

怪しい訪問買取には、信頼できる家族や友人と一緒に対応しましょう。怪しい業者が訪問した場合、複数人で対応することで相手にプレッシャーを与え、詐欺被害を未然に防げます。

家族や友人と一緒に対応することで相談しやすい環境が整い、トラブルが発生した際にも迅速に対応できます。1人で対応すると判断力が鈍るので、第三者の意見を聞き、冷静な判断をしましょう。

玄関先で対応する

玄関先で対応する

玄関先での対応は、自宅内への侵入を防ぐための有効な方法です。訪問買取業者の不必要な長居を避け、家族や友人が不在でも対応できます。

玄関先で対応するメリットは、以下のとおりです。

  • 自宅内に招き入れないことでセキュリティを確保
  • 周囲の目が届きやすく防犯面で安心
  • インターホン越しに対応が可能

以上の対策により、強引な勧誘やトラブルの発生を未然に防げます。

品物を手渡さない

訪問買取業者に、品物を手渡してはいけません。品物を手渡すとトラブルが発生する可能性が高くなります。妥当な価格か確認するまで、手渡すことは避けましょう。

訪問買取業者が強引に手渡しを求めてくる場合、買取の中断をおすすめします。事前に信頼できる業者かどうか確認することも重要です。玄関先で手渡しを求められた場合は、断ることでトラブルを未然に防げます。

買取訪問のクーリングオフ制度について

買取訪問のクーリングオフ制度

買取訪問のクーリングオフ制度は、消費者の権利を守るために重要な制度です。買取訪問のクーリングオフ制度について、以下の3点を解説します。

  • クーリングオフ制度の概要
  • クーリングオフの手続き方法
  • クーリングオフ対象外のもの

訪問買取を利用する際は、クーリングオフを理解し安心して取引を行いましょう。

クーリングオフ制度の概要

クーリングオフ制度は、特定商取引法に基づく消費者保護制度です。クーリングオフ制度を利用することで、一定期間内であれば無条件で契約を解除できます。訪問販売で商品を購入した場合は、契約書面を受け取ってから8日以内であれば、無条件で契約を解除できます。

解除するためには書面での通知が必要であり、郵送が一般的です。クーリングオフの対象は、以下のとおりです。

  • 訪問販売
  • 電話勧誘販売
  • 特定継続的役務提供(※)

クーリングオフ制度は、消費者を守るための強力なツールであり、知識として持っておくと役立ちます。

※ 特定継続的役務提供とは、エステティック、美容医療、語学教室、家庭教師、学習塾、結婚相手紹介サービス、パソコン教室の7つの役務

クーリングオフの手続き方法

クーリングオフの手続き方法

クーリングオフの手続き方法は、以下のとおりです。

  1. クーリングオフの意思表示を行う
  2. クーリングオフの通知は書面で行う
  3. 書面には契約解除の旨を明記する
  4. 郵便局の「内容証明郵便」で送る
  5. クーリングオフの意思表示が届くことで契約解除が成立する
  6. 送付後、業者が返送品を引き取りに来るのを待つ

通知の送付期限は契約日から8日内であり、早めの対応が必要です。クーリングオフの手続きは手間がかかりますが、正確に行えば問題なく契約を解除できます。

クーリングオフ対象外のもの

クーリングオフ制度には対象外となるものもあります。商品やサービスの特性や消費者保護の必要性が異なるためです。

クーリングオフ対象外のものは、以下のとおりです。

  • 一度使用された消耗品
  • その場で全額支払った場合の商品
  • 自動車
  • 金融商品
  • 保険契約
  • 旅行サービス
  • 賃貸契約
  • 医療サービス
  • 裁縫、クリーニングサービス

商品やサービスの購入・契約の際は、クーリングオフ制度が使えるか事前に確認し、リスクを回避しましょう。

訪問買取を安全に利用するためのポイント

訪問買取を安全に利用するためのポイント

訪問買取を安全に利用するためのポイントは、以下のとおりです。

  • 複数の業者に見積もりを依頼する
  • 訪問前に業者の情報を調べる
  • 万が一のために録音する
  • 契約書を必ず受け取る

以上のポイントを押さえると、安全に訪問買取を利用できます。

複数の業者に見積もりを依頼する

複数の業者に見積もりを取ることは、訪問買取を安全に利用するための基本です。

複数の業者に見積もりを依頼するメリットは、以下のとおりです。

  • 各業者の見積もりを比較することで、最適な価格を確認できる
  • 見積もりを依頼することで業者の信頼性を判断しやすくなる
  • 一度に複数の業者に見積もりを依頼すると効率が良い
  • 各業者の対応や説明を比較することで信頼性を見極める
  • 競合他社の存在を示すことで業者の価格交渉力を弱める

複数の業者に見積もりを依頼することで、訪問買取を安全に利用できます。信頼できる業者を選ぶためにも、積極的に見積もりを取りましょう。

訪問前に業者の情報を調べる

訪問前に業者の情報を調べる

訪問買取を利用する前は、業者の情報を調べましょう。信頼できる業者を見極め、トラブルを未然に防げます。

訪問前に業者の情報を調べる方法は、以下のとおりです。

  • 業者の公式ウェブサイトを確認する
  • レビューサイトや口コミを調べる
  • SNSでの評判を見る
  • 業者の所在地や連絡先を確認する
  • 過去のトラブルや苦情がないか調べる
  • 古物商許可証の有無を確認する
  • 業者のサービス内容や実績を確認する

信頼できる業者を見極めるため、以上の方法で得た情報を総合的に判断しましょう。

万が一のために録音する

万が一のために録音する

訪問買取を安全に利用するために、録音の準備もしましょう。後からトラブルが発生した場合、証拠として使えるためです。

録音が役立つ場面は、以下のとおりです。

  • 業者とのやり取りの記録
  • 買取価格や条件の確認
  • 不明確な説明や高圧的な態度への対抗

録音しておくことで、重大なトラブルへの発展を避けられます。不正行為の抑止力にもなるため、安心して取引を進めることが可能です。

契約書を必ず受け取る

契約書を必ず受け取る

契約書を必ず受け取り、訪問買取を安全に進めましょう。契約書は、買取品目、査定額、取引日時などの詳細を記載した公式な証拠となります。しっかり保管しておくことで、万が一のトラブルが発生した際にも適切に対処できます。

契約書を受け取らずに取引を進めるのは、大変危険です。訪問買取を安心して利用するためにも、必ず契約書は受け取りましょう。

まとめ

笑顔で握手している画像

訪問買取は便利ですが、怪しい業者も存在するため注意が必要です。事前に買取価格を調べたり、古物商許可証の確認をしたりすることで、トラブルを避けられます。複数の業者に見積もりを依頼し、訪問前に業者情報を調べることもおすすめです。

クーリングオフ制度を活用すれば、契約後でも取り消せる場合があるので安心して利用できます。未然にトラブルを回避し、安心して取引が行えるよう、安全に利用するためのポイントを守りましょう。
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